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「ゲーム -Super 27 years life-」(飯野賢治氏)を読んでみた

●本の表紙・若き日の飯野氏


本の表紙に写る出版時(27歳)の頃と思われる飯野氏の姿。
以下リンクの死亡記事にある減量に成功した40歳の時の写真と見比べると、なんともいえない気分。

 「Dの食卓」飯野賢治さんを襲った“高血圧性心不全”の恐怖
 http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130222/enn1302221142007-n1.htm

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飯野賢治・著。

「Dの食卓」「エネミーゼロ」などの問題作を生み出しながら2013年に40代で急逝したゲームクリエイターである氏が27歳の時に書かれた自伝。
(1997年。サターンで「音だけのゲーム」で話題になった「リアルサウンド 風のリグレット」が出た頃)

幼少期から高校までのパソコン・音楽との触れ合いからゲーム会社勤務、そして制作会社「WARP」設立後の3DOでの「Dの食卓」開発、今なお語り草になっている「エネミーゼロ」発売ハードのPSからSSへの突然の変更の裏話など、ただの破天荒では語れない氏の生き様や当時のゲーム業界の現実がこと細かく綴られている。

「WARP」設立前に「たいむ・ゾーン」「わんぱくコックンのグルメワールド」などのファミコンソフトを作っていたこと、HAL研究所時代の岩田氏(先日お亡くなりになった任天堂社長)の名前などが出てきたり、出荷本数をめぐるソニーとの確執に満ちたやり取りなど、昔のゲームの裏話好きにはたまらない内容だった。

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一方で、本の締めには今後の生き方についても書かれていて、ちょっと弱気にも感じ取れる意外な一面も見せてくれた。
その中で印象的だったのが以下の一文。

・「仲のいい人たちと一緒にどこかで離れて暮らしたいなって思ってる。
  …僕と今の世の中とはあんまり合っていないような気がするんだよ。
  このままだと最終的には国家と戦う人生になっちゃいそうな予感もあるし」

実際、当時のゲーム業界の王と言っても過言ではない(最大シェアのプラットホームと流通を握っている)ソニーを敵に回してプレイステーションからセガサターンへの移籍という大立ち回りを演じたわけだが、強気の態度の裏でやりすぎてしまったと感じていたのかもしれない。
(サターンに移ったことによる開発の一部やり直し、性能差による苦労話なども本書には書かれていた)

いろいろと生きづらくなってる昨今、「外こもり」とも言えるようなこういう生き方も1つの処世術なのかなと思う。
ブラックな企業・世間と無理に折り合いをつけようとした結果、体を壊したり命を落としたりするくらいなら、その辺の関係を絶って生きる方が幸福になれる(少なくとも不幸にはならない)場合もあるのかもしれない。
(あるいは、ネットやSNSの窮屈な関係、極端な論調にはまり込んで依存症になるくらいなら、少し離れた方が良いみたいな)

もちろんそのための元手は必要だが、稼ぎやすい若いうちに一気に働いてヤングリタイヤ、というのは共感できる。
(特に将来が見えない昨今においては。年金やらインフレやら残業代ゼロやら徴兵制やら、レールに従って定年まで働けば誰でも幸せ、という平和ボケが終わる時期が近づきつつあるのをひしひし感じる(上の世代からしてみれば、下の世代がレールに従ってくれないと自分の安泰が崩れるからそう言ってるだけなんだろうけど))


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